「走る人・マサト」として活動する、難病アドベンチャーランナーの吉澤 政人さんが、今年6/1 〜6/5南米ペルーで開催された「アマゾン・ジャングルマラソン」でエアフライをかけて無事に走破されました!
アマゾン・ジャングルマラソンとは?
アマゾンジャングルマラソン(Jungle Ultra) は、南米ペルーのアマゾンで開催される、世界で最も過酷なウルトラマラソンの一つです。
レースの特徴
・距離と形式: 230km を5日間で走破するステージレース。食料や寝具など、すべてを自分で背負うセルフサポート形式。
・参加者: 毎年約60人が参加しますが、完走率は50%以下と非常に低いのが特徴。
・過酷な環境とコース: アマゾンジャングルの環境は想像を絶するほど過酷で、常に危険と隣り合わせです。コースは密林、足がはまるような動物の糞の激臭がする泥沼、肺が圧迫されるほどの高低差がある山道、滑落の危険がある断崖、流される恐れのある激流の川など、多様な自然環境を含みます。毒虫や蛇、ジャガーなどの危険な野生動物への警戒も常に必要です。
ジャングルを走る吉澤さん
難病「無汗症」を抱えながらのレース
汗をかくことができないため、常に熱中症のリスクにさらされるという、他の参加者にはない大きなハンディキャップを背負っての挑戦でした。
230km、5日間にわたるレースは、想像を絶するものでした。高山病、泥沼、毒虫、滑落の危険がある崖、そして野犬に追いかけられるなど、毎日が極限状態。心が折れそうになる瞬間もありましたが、「自分で限界を決めない」という強い意志と、応援してくれる人々の存在が、彼を支え続けました。
ゴールした瞬間、吉澤さんは「本当に死ぬかと思った」と、素直な気持ちを口にしました。
しかし、この過酷な挑戦を通じて、彼は深い気づきを得たのです。
「限界は、症状や障害がつくるのではない。自分自身の心が作っている」
この旅は、難病を抱えながらも決して諦めなかった彼の、肉体と精神の限界突破の物語でした。
過酷な挑戦の中でも笑顔を絶やさない
過酷な挑戦を支えたエアフライ
過酷な環境の中、ランナーを支えたのがスポーツサングラス 「エアフライ」 でした。
サイドパッドによる安定した着用感で走行中もサングラスがズレない、そして鼻パッドがない構造で頭痛や痛みもなく快適、長時間の着用でも疲れにくい、吉澤さんからは「エアフライがあったからこそ完走できた」との感謝の言葉をいただきました。
使用したサングラス
今回のレースでは、TRレンズ を使用していただきました。(*吉澤さん着用フレームはエアフライ東京限定カラー)
日向と日陰が交互にやってくるトレイル環境に適した設計のレンズですが、国内の環境と比べると暗く感じる場面が多かったそうです。距離や環境に応じては、クリアレンズなどを併用することで、より快適に使用できると実感していただきました。
一方で、レンズの曇りやキャップとの干渉など、実際の現場だからこそ見えてきた改善点も共有していただきました。この貴重な体験を製品開発に活かし、より多くの方に「快適さと信頼性」を届けられるよう、これからも進化を続けていきます。
プロフィール
・吉澤 政人(ヨシザワ マサト)
・生年月日 : 1998年6月26日生まれ
・出身地 : 神奈川県横浜市
・走る人・マサト
・抱える難病 : 「無汗症」という、汗をかいて体温調節ができない難病。体の90%から汗が出ず、体温が上がれば命に関わる。
・目標 : 30歳までに世界7大陸レース走破を目指しています。最終的にはTBS 「情熱大陸」出演が目標。
これまでの主な実績
◦ 2023年(25歳):サハラ砂漠マラソン250kmを走破
◦ 2025年(27歳):アマゾン・ジャングルマラソン230kmを走破
▼インスタグラム
https://www.instagram.com/masato_chal/?locale=ja_JP
▼YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCbdh8wZ0hxllwStB87imipw