airFly エアフライ 鼻パッドなし スポーツサングラス 開発ストーリで エピソード3です
屋外でのスポーツにサングラスは欠かせません。
・直射日光を遮り、ボールやまわりの状況を確実に目の中にインプットしてくれます。
・目元の炎症を防ぎ、熱や光、紫外線などから保護してくれます。
・時には目に飛び込んでくる虫や砂から目を守ってくれます。
サングラスは様々な恩恵を与えてくれる大切なパートナーです。
ここでは私達のパートナーサングラス「AirFly エアフライ」の開発ストーリーをお届けします

鯖江に戻ったチームはすぐに緊急ミーティングを開いた。
しかし、東京でのあの暗雲が未だつきまとっていた。
重い…重い空気の中でのミーティングだった。

しかしやるしかない。やらねば世に出ない。
このスポーツサングラスは僕らにしか作れない最高のスポーツサングラス。
何としてもこの壁乗り越えてみせる!

そしてチームは話し合いにつぐ話し合いを重ねた。
重ねて行くうちに、かすかだが、でも何か強い光に思える方向性を見つけ出した。
そしてそれを、デザイン担当の高橋に託した。
高橋はあらゆるジャンルの資料を穴があくほど見続け、数多くのスケッチを描き、そしてそのスケッチから
5案を選び、2人に見せた。
偶然にも3人が一致して、あるデザイン案に惹かれた。
それが後の「AF-101」となる原案であった。
AirFly エアフライ 鼻パッドなしスポーツサングラス  開発ストーリー 改良スケッチです 
これが後の「AF-101」となるキースケッチ

すぐに3Dプリンターで試作モデルを作った。
少しでもクオリティを上げるべく渾身の試作づくりを進めた。

あれから数カ月、チームは再び上京した。
これしかないという出来栄えの試作モデルを持って。
そして「NO」を呈してくれた彼にこのモデルを、見せた。
彼はしばらく黙ってそのサングラスを見ていた。
重たい空気が部屋に広がる。
緊張の糸がピンとはりつめられていく。

(これは再び暗雲もくもくか?)
そう思えるくらいの間が、あった。

ついに、口を開く。
「いいじゃん、これ!」
評価はすこぶる良かった。チームに光が射した瞬間だった。

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その後もこのモデルは改良を重ねられた。
通常のサングラスでは考えられないほどのモデルをつくり、検証をした。
「より多くの人に、このスポーツサングラスをかけてもらいたい!パフォーマンスを上げてほしい」
その目的のために妥協のないスポーツサングラスを考え、つくり続けた。

1番の困難は、サイドパッドだった。
それぞれユーザー自身が、自分の顔にピタリと合うよう"セルフフィッティング"してもらう。
それを可能にするためにどうすればいいのか?
考えた結果サイドパッド内に金属の芯を埋め込む方法がとられた。
そのためサイドパッドの中にはチタニウムで作られた芯が通っている。
チタニウム芯は眼鏡フレームの聖地・鯖江の技術と知恵が可能にした重要なパーツ。
心よりこの地に眼鏡生産技術があることに感謝。
芯の素材は?形状は?厚みは?長さは?硬さは?多くの試作の中から現在の形を決定した。
このチタニウム芯はベストの硬さ具合で作られており、
ユーザーがサイドパッドを手で簡単に曲げることができる。
もちろん女性でも問題ない。お子さんでもOK。
前後・左右・上下好きに動かして、ユーザー自身がベストなところに合わせる。
また日によって、サングラスのかかり具合がきつかったり、反対に緩かったりする時は、
サイドパッドを微調整して日々のコンディションに合わせてセルフフィッティングできる。
数多くの方に協力していただいたお陰で、思い描いたサイドパッドに到達できたと、
自信の持てるクオリティに仕上がった。

濃密な開発期間。チームは使命感に近い思いを持って進めた。

そして2015年3月。ついに
<ノーズパッドレス>スポーツサングラス AIrFly は完成した!

鼻パッドによる圧迫感から解放された
すこぶる軽いかけ心地。
セルフフィッティング機構による
ひとりひとりにピタリと合うフレーム。
自分たちが追い求めたスポーツサングラスができたと
確信した瞬間だった。

2015年7月15日 AirFly発売。
かけた人誰もが驚く装着感!
「軽い!」
「楽!」
「鼻に跡がつかない!メイクも落ちない!」
喜びの声が日々私たちに届いています。

でもこれで終わりではありません。
最高の物を作った自負はありますが、まだまだ良くしていけることが
たくさんあります。
絶えず改善改良して、もっとたくさんのスポーツをする皆さんに喜んでつかってもらえるよう、
前に進めていきます!


スポーツを愛するすべての人々へ
- Beyond the Limit  あなたの限界を越えるために -AirFly エアフライ

produced by ZYGOSPEC

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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