AirFly エアフライ 鼻パッドなしスポーツサングラス  開発ストーリー 
屋外でのスポーツにサングラスは欠かせません。
・直射日光を遮り、ボールやまわりの状況を確実に目の中にインプットしてくれます。
・目元の炎症を防ぎ、熱や光、紫外線などから保護してくれます。
・時には目に飛び込んでくる虫や砂から目を守ってくれます。
サングラスは様々な恩恵を与えてくれる大切なパートナーです。
ここでは私達のパートナーサングラス「AirFly エアフライ」の開発ストーリーをお届けします

数週間後、高橋からデザインが上がってきた。吉村と斉藤は興奮した。
吉村「早く試作モデルを作って、実験しよう!」
鯖江のめがね作りのノウハウを活用して試作モデルを作った。

試作モデルでの実験は上々だった。
多少のブレはあったものの、初期モデルとしては評価できる値に達していた。
吉村は鼻パッドの煩わしさから解放されたこのサングラスに、喜びを感じていた。
試作モデルをかけて家の周りを何度も何度も、走った。
また斉藤もマラソンをやっていた。彼は鼻パッドにわずらわしさを感じたことはないが、
鼻に負担のかからないこのサングラスのかけ心地に
「楽だなぁ〜。今まで当たり前と思っていた鼻パッドがないだけでこんなにも楽なんだ!」
と、すっかり惚れてしまった。

この頃から吉村と斉藤に高橋を加えた3人は、1つのチームとして毎週ミーティングを重ねていた。
この世界初鼻パッドのないスポーツサングラスに並々ならぬ期待を持っていた。
すこし大げさな目標を立てては笑いが出たりもした。
しかし、今に思えば少し浮かれていたのかもしれない…。
「あとは量産ラインにのせて発売しよう!」
そこまでは順調だった。そこまでは。

しかしここで転機が訪れる。

快晴の東京で、この試作をある人物に披露した。
もちろんチームは自信満々。きっと「すげぇ!」と驚いてくれるに違いないと。
空以上に頭の中は光でいっぱいだった。

だが、どうも様子がおかしい。驚きが少ない。
ある人物「すごいのだろうけど…うーん。」
チーム (?斬新過ぎて軽いパニック?気持ちはわかりますよ!)
ある人物「…うーん…NOだな」
チーム 「NO ?」
ある人物「これじゃ欲しくない。もっともっと欲しい!かけたいっ!と思わせるカッコいいデザインにしてくれ」
チーム「!?」

ここに来て、このデザインに「NO」が出た。
まさかまさかの大逆転NG。

もくもくもく…
部屋中に暗雲が立ち込めた…
頭の中の光は、すっかり消えてしまった。


エピソード3:「暗雲 再披露 そして」へと続く