日本を代表するインラインスケーター
戸取選手が北京にて国際大会に出場!
エアフライと共に活躍しています!

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戸取選手より9月に北京で行われた
インラインスケートのマラソン大会の結果を報告します。

6kmの周回路を7周。フラットなコースですが、状態は悪路でした。
前週まで中国南京で世界選手権が開かれており、代表選手たちの一部がそのまま参加する形になりました。シニア男子だけでも3人のメダリスト、
また強豪コロンビアの元代表やオーストラリア勢が大挙して遠征に来ており、ハイレベルな大会となりました。
 

『ハイスピードスタートの振るい落としからのアタック合戦』

 世界チャンピオンのエルトン・デ・スーザ(フランス代表)が、スタートから2kmほどをハイスピードで引っぱり、ついて来られない選手を一息にふるい落としていきました。僕は、集団の3番手から前半でローテーションし、ペースを維持しながら集団が落ち着くのを待ちました。

 4km程進んで一旦落ち着いてからは、前述のエルトンとオーストラリア勢を中心にアタックの応酬となるも、決まりきらないままアップダウンの繰り返しでした。

 

『追走と吸収』

 2周目に入る直前、エルトンを中心とした3、4人のアタックがあり、集団と200m程のギャップができました。逃げグループがこのまま決まるならチャンスと思い、2周目に入ったところで集団から抜け出し、単独で逃げグループを追いかけました。この時点で集団との差は300m程になり、逃げグループにあと50mのところまで追いかけたところで、逃げグループがペースアップしてしまい、追いつききれないと判断して集団へ戻りました。その後3周目の終盤でメイン集団が逃げグループを吸収し、レースは再び振り出しに戻りました。

 

『小出しのアタックからフェイドアウト逃げ』

 レースは、ジュニア・シニア・男女同走のため集団の中にはそれぞれのカテゴリの選手が混じっていました。4周目はジュニアカテゴリ(24km)の最終ラップで、オーストラリアのジュニア3人がフィニッシュラインに向かってアタックしフィニッシュ。そこに紛れて一緒にブレイクし、中国の選手と2人で逃げを形成しましたが、この逃げは2km程で吸収されることになりました。

 いくつかのアタックがあったあと、小休止のような空気が流れたのを見て、ゆっくりと集団から離れていく感じでアタックしてみました。“空気”というのは不思議なもので、レースでは「なんとなく行っちゃった」というのが意外に決まったりするものです。派手なアタックではなく、徐々にペースアップして少しずつギャップを稼いでいきます。スプリントが得意ではないので、心拍を170前後で維持し、無理な加速をせず、ひたすら省エネで走ります。

 

『一人逃げと吸収』

 6周目に入って、「これは行けるかもしれない」となってきました。2km程の直線でも後ろが見えなくなり、黙々と足を進めることに専念しました。最終ラップの7周目も単独での逃げのまま入り、このまま優勝できるかも、という考えがよぎり始めました。

 しかしその頃後方の集団では、エルトンが集団からのエスケープを試み、一気にペースが上がっており、最終的にエルトンと台湾の選手が逃げを決めました。

 その後、僕の逃げはゴール2km手前の地点でエルトンに捕まり、残り1kmでメイン集団に追いつかれることになりました。集団スプリントの余力はなく11位でのフィニッシュとなりました。

振り返ってみると、優勝したエルトンとは、少しの展開の妙では埋めきれない差がありました。一点、追いつかれたときの対応次第で、表彰台はあり得たようにも思いますが、優勝は難しいレースでした。力の差がありましたが、展開としては持っているものを使い切ったレースでした。世界チャンピオン相手に15kmを一人で逃げ、もう少しで勝ち抜けることができたというのは収穫です。結局負けてしまったので、結果としてはなにも残っていませんが。今シーズンはあまりマラソンに乗れませんでしたが、シーズン終盤に続くロード系種目、そして来年に向けて、勝ちのメンタルを鍛えていきたいと思います。

結果的には11位に沈みましたが、ラスト2kmまで単独逃げのレースとなり、次につなげられるレースだと思っています。
エアフライ、大会でも練習でも毎日使っています。おかげさまで安心してレースに臨めます。いつもありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします

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休息時にパシャり

ジゴスペックは戸取選手を応援しています!